2016年6月29日水曜日

素敵なウソ。

こんにちは、今日は東京から日記を書いています。 一昨日の夜くらいから、東京も涼しい日が続いています。 昨夜は、親友のパル(写真の犬)に逢いに行きました。

パルは月に一回のシャンプーで、体もスッキリしていましたが、「換毛期(かんもうき)」なのかな? ブラッシングでこんなにも毛が抜けました。 毛がモンスターになりそうですね。

パルのご主人(飼い主さん)には、APスタジオの仕事を手伝ってもらっています。 ただ(無料報酬)でって訳にはいかないので、パルと親友になって、この柴犬(パル)のお世話をすることにしました。

パルは鈍(どん)くさくて、オッチョコチョイ...だから、よく骨折したり、大変お金のかかる犬だそうです。
だから、犬の保険を掛けておいて良かったと、パルの飼い主さんは言っています。

さて、今回は「素敵なウソ」についてシェアしたいと思います。
あらゆるジャンルの「良質な本を読む」って、前回の日記でオススメしましたが、皆さんはどんな本を読んでいますか?

パルの家から、僕の住んでるところまで電車で1時間くらい。 距離も時間もありますので、読書をしながら移動しました。 その本に書いてあったエピソードで感動しました。 簡単にその内容をお伝えします。

ある会社の係長が定年退職しました。 係長は、みんなから嫌われていて、送別会もないような状態。 上司には馬鹿にされて、部下からも見下されて可哀そうな係長・・・(^^


会社出勤が最後の日に、偶然、部下の鈴木君に係長の方から声をかけて、2人でヤキトリ屋に行きました。 鈴木君は、係長が苦手だから、「あ~ぁ、つかまっちゃったぁ~」って感じ・・・。

お酒が進むにつれて、係長が 「社長のワンマンぶり」 「給料の安さ」 「部下の生意気な態度」 、会社の愚痴など不満となって、たくさん溢れ出てきたそうです。

仕事中の係長は、一度も不満を言ったことがないのに、こんなにも胸に溜めていた思いがあったこととは・・・と、鈴木君はビックリしました。
そして、係長は最後に鈴木君にひと言。

「鈴木君、君もこの会社に入ってきて気の毒だね。 私のようにならないうちに、早く転職先を見つけた方がいいよ」って言いました。

返答に困った鈴木君は、心にもない「小さなウソ」をつきます。 皆さんだったら、なんて係長にこたえるでしょうか? ここからが、鈴木君の「ウソの見せどころ」。  鈴木君は、

「でも、この会社に入ったおかげで、係長にお会いすることが出来ました。 会社に感謝しています。」って言ったそうです。

係長は、その鈴木君の言葉を聞いて、目には涙、声を震わせながら言いました。 鈴木君の手を両手で握りながら、、

「ありがとう。 君のその言葉で、私の会社人生は幸せだったと思う。 不満も沢山あるけど、この会社に勤めて良かった。 本当に良かった。」

鈴木君の心にない「小さなウソ」でも、使い道によっては「素敵なウソ」になるんですね~

鈴木君はリップサービスで言ったつもりなのに、一人の人間の40年間を救ったのです。 「ウソをついちゃ駄目」って言うけれど、こんな「素敵なウソ」だったら、ついても罰はあたりませんよね。

さっ、そろそろ小腹が空いたので、軽く食べます。 皆さんも是非、「あたたかいウソ」「素晴らしいウソ」「素敵なウソ」を上手に使ってみてね~

この辺で失礼します。 ではっ、ではっ、ではっ
 ・ ・ ・ (*^_^*